UQは、WiMAX 2+の速度制限(いわゆる3日で3GB制限)を、2月2日から「3日で10GB」に緩和します。また、10GBを超過した場合でも、制限を適用するのは18時から翌2時の夜間のみに変更。昼間は制限を受けず通常速度で使えるようになります。 これまでの経緯を振り返ると、UQは2015年4月に「3日で3GB制限」を導入。前日からの過去3日間のデータ通信量が3GBを超えると、その当日の昼から翌日の昼まで、通信速度をYouTubeの標準画質(360p)レベルが視聴できる程度に制限するという内容でした。 しかし、当時の広告では「月間データ量制限なし」をうたっていたこともあり、3日で3GBでは月30GBしか使えないなどと批判が殺到。これをうけ、UQは2015年7月に暫定措置として、制限後の最大通信速度をYouTubeのHD画質レベルを視聴できる程度に変更し、今に至っています。 「1桁台のパーセンテージのユーザーが、全トラフィックの3分の1を占めている。そのユーザーを基準にネットワークを構築すると、今の料金は維持できない」とUQの担当者は通信制限の意義を語ります。しかし今回はネットワークの増強を進めたことにより、10GBへの緩和を実現したとのこと。(追記:緩和後の規制時通信速度もYouTubeのHD画質レベルを視聴できる程度) なお2月2日からの「3日で10GB制限」では、もう1つ嬉しいポイントが。従来終日だった速度制限の適用が夜間だけに絞られます。ネットワークが最も混雑する18時〜翌2時までの適用となり、昼は影響を受けません。このため「ビジネス利用への影響は少なくなる」とUQ担当者は話します。 なお市場を見渡すと、ドコモ・au・ソフトバンクやMVNO各社が20、30GBといった大容量プランを展開しています。通信制限緩和の背景にキャリアの大容量プランへの対抗心があるのかUQに尋ねたところ「特に意識はしていない。ネットワーク利用上の公平性を担保しつつ、制限無しで利用できるデータ量を最大化したいという思惑で緩和した」とコメントしました。
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